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Accommodationについて 寮か借家か?イギリスでの家探し

アコモデーションについて(Southamptonのケース) 




せっかくの留学生活をどこで過ごすか?というのは、非常に重要な選択肢であると思います。私は、最初は寮に住み、大学院生活では、借家に住んでいました。どちらも一長一短あるので、一概にどちらがいいとは、言いにくいのですが、私は、借家(シェアハウス)が気に入ってます。

まず、思うことは、大学と言っても、所詮、一企業で、利益追求をしているんだなということに気が付かされます。というのは、留学生には寮を保証しますと、生徒の立場にたちますみたいなセリフを吐いておきながら、価格は、近隣相場より高めだったりします。寮ですら、生徒から収益を得るための資産であるという認識なんでしょう。借家と寮のメリット、デメリットを以下にめとめてみました。


寮について

メリット
1.フラットメイトが外国人生徒であることは、間違いなし。身元がしっかりしている。
2.生徒が一か所に集まっているので、友達も作りやすいし、試験前も近所に友達がいれば、気軽に相談できたりする。
3.共有部分・廊下(キッチン)の掃除を管理人がやってくれるので、トラブルが少ないと思われる。
4.机の収納がたくさんあったり、いわゆる研究に足りる使用になっている。
5.寮の方が、防犯に優れていると思われる。
6.郵便物や荷物を、受付が預かるので、不在でも受け取りが可能。

デメリット
1.近隣相場より何故か高い
2.狭い(水回り込で、8畳程度)


借家(シェアハウスのケース)

メリット

1.ダイニングでパーティができる。フラットメイトとの関係を良好に保ち、たまに人を家に呼んで、こじんまりとしたパーティをやってます。Japanese Dinnerとか言えば、ウケも良いので遊びに来てくれます。ただ、料理ができることが前提ですが。。寮でもキッチンがありますが、借家の方が落ち着きます。

2.寮より断然安く、広い。

3.自分の好きなロケーションを選べる。大学の近く、スーパーの近くなど。


(探し方)

a.近所の不動産屋に聞く。

b.住みたいエリアを歩き、看板を見つけ問い合わせをする。

c.大家と直接契約する。イギリスでは、下記ウェブサイトが有名。
http://www.gumtree.com/?hp=1 
(私もこのサイトを利用しましたが、怪しい物件もあったので、注意)

d.友達を作って、一緒の家に住む。


4.運がよければ、ブリティッシュとシェアできる可能性も(英語の上達に良い)。ただ、先方は、あくまで、割安に住めるというメリットでシェアハウスを選んでいるというだけで、特に英語が下手なアジア人に対して興味を持たない可能性があるので注意。これは、あくまで運によります。


デメリット

1.フラットメイトが誰か、わからない。大家から情報を得ても、適当に回答されて、違っているケースもあるし、途中で入れ替わりもあるので、一時期メンバーが良くても、変わってしまう可能性がある。
EU圏のPhD留学生は、相当流動的。

2.共有部(キッチン・シャワー・廊下)の清掃は、原則各自(家によっては、お手伝いさんを雇うケースもある)清掃。しかし、清潔度の許容範囲が異なるので、トラブル発生の可能性あり。日本人は綺麗好きで、自己主張も苦手なので、気が付いたら自分だけが、掃除しているというケースも想像し易い。自分のケースだと、綺麗好きのヨーロピアンからたまに注意されますが、汚いよりかは、いいかも。。でも遠慮せずに文句を言ってくるので、不機嫌になることもあります。

3.日本と違って、多様な契約スタイルで、複雑。どうやら借主、大家との契約は自由のようです。12か月契約、6か月以上契約、無期限1か月前予告、など色々あるので、英語での会話がちょっと一苦労します。

4.防犯面に劣る。友人のタイ人なんかは、家にあったPCがすべて盗まれたそうです。日本と違って、治安の良いサウサンプトンでも、モノは盗まれ易い(特に自転車)。

5.荷物や郵便の受け取りが面倒くさかったりする。シェアメイトも昼間いないので、受け取りができない場合があります。日本と同じで、小さい紙にナンバーが書かれてあって、時間指定などして、荷物の受け取り日時を指定するのですが、英語ですし、面倒くさいです。

※個人用フラットだと上記デメリットがいくつか解消されますが、その分費用は高くなります。


家賃相場について(サウサンプトン 2010年)

大学の寮  :£300(共同シャワー)-440(月額)
シェアハウス:£300-400(10畳の部屋・ロケーション良い)
プライベート :£550-650


体験談

私は、上記写真のよう、大学から徒歩7-8分、スーパーまで徒歩10分の割と比較的安全で、ロケーションの良い場所に住んでいます。家賃380£/月額(諸費用込)で、やや割高な方ですが、10畳の部屋で、広く快適なので、問題ありません。シェアメイトは、ポーランド、エストニア、フランス、日本(自分)といった感じです、途中まで、タイ人とイタリア人もいましたが、諸都合により出ていきました。

まず、私のケースだと、一緒の家に住んでいるからと言って、頻繁にコミュニケーションはしてません。キッチンで会って、ハローというぐらいです。お互い忙しいし、毎日会うので話題がもちません。あと、みな自分の部屋で食事をします。と言っても、人なので、ケースバイケースです。イタリア人は、よく話しかけてくれて、関係は良好でした。ポーランド人とは、当初の関係は良かったのですが、毎日キッチン掃除する人だったので、文句を言われるうちに、会話が少なくなりました。

シェアハウスは、割安な賃料という選択肢で選ばれている訳であって、特にコミュニケーションを目的としていないことに注意した方がよいでしょう(当たり前ですが)。もちろん、これは、シェアメイトによるので、たまたま一緒の学科だったとかで、色々相談しているうちに仲良くなっているケースも、他では見受けられました。メンバーの良し悪しは、全て運です。

ちなみに、寮の時は、フラットメンバーのほとんどが中国人で、ディナー時間帯、常にキッチンが占領されて嫌でした。なので、常に遅めに夕食を取っていました。そして、日本人に比べると、キッチンを汚く使ったりするので、これにもストレスを感じます。西洋人のように、自己主張できればいいのですが、調和を重んじる日本人としてはこれができないが辛いです。外国では、こういう美的感覚も違うので、しっかりと自己主張することが、生き抜くためには、大事です。

今は、異文化生活にも慣れたので、こういった状況下で、適切に振る舞えるようになってきました。汚い鍋が、コンロに置いてあれば、勝手に隅に寄せます。何もしないと自分が損します。