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留学準備について(イギリス大学院)

12th June 2011

早いもので、もう6月。あと1か月もすると、プレセッショナルの生徒達がやってくる。今頃、VISAの申請をしている人も多いのではないのでしょうか?思えば、自分もこの留学生活、ここからスタートしました。いやはや、1年にも満たない、つい最近のことですが、遠い過去のように感じます。ある意味、充実していたのかもしれません。

さて、こちらに来る前にやっておいた方がよいことをメモ書き程度に残しておきます。
大体こんな感じだと思います。

1、専攻分野の勉強(日本語)
2、各種手続き(保険、送金用銀行カード、クレジットカード、トラベラーズチェック)
3、ヤマト国際宅急便(留学生用)
4、IELTS条件クリア(Unconditional Offer)


※ちなみに、下記に書くことは、自分の実体験に基づく感想であり、各項目について責任を負うものではありませんので、ご注意ください。


1、専攻分野の勉強

まず、なんといってもこれが一番重要。授業に出ても、前提知識がない人は、ほとんど内容を理解できない可能性がです。英語の授業とは、違って、先生が言っていることの予測ができないため、ふしぶしに単語など拾えても、全体的な意味として何を言おうとしているのか理解できません。何を言っているのか、頑張って聞こうとしても、意味がわからず、方向感を失います。やがては眠くなってしまうことでしょう。これは、笑いごとで済む話ではありません。レクチャーは1つのモジュールにつき7-8回ぐらいですので、最初からテスト範囲の事が話されてます。そして、授業の終わりには、実に教科書20-30ページ分ほどの内容が話されています。そして、何もわからず教科書で追おうと努力しても、リーディング力に欠けるため、読み切れず力尽きて、タイムアウト。ということになりかねません。そして、課題も容赦なく出されるので、そちらにシフトしている間、テキストが放置され、気がついたらテスト前になっていた。ということも予想されます。

そこで、自分の分野を予め勉強しておけば、教授が何を話しているのかキャッチしやすいはずです。留学前に必修・選択モジュールのスケジュールぐらいは分かるので、これを事前に取り寄せ科目を精査する必要があります。そして、そのテーマに沿ったテキストを日本語で理解すると良いと思います。他の大学で、IELTSのListening 7.5の友人がいますが、前提知識がないのでレクチャーについて行けなかったと言っていました。英語力よりも、その分野の知識の方がより重要だということだと思います。基本、レクチャーでは、Power Pointが使われるので、事前に、分野の理論、論点が分かっていれば、部分的にしか単語が拾えなくても、意味として理解できるでしょう。そうすれば、復習のときに、テキストのどこが不要で、どこが必要なのか分かるので復習もし易いですし、最悪、パワーポイントとノートだけで復習できてしまうかもしれません。これで、テスト前も、要点を絞って対策できると思います。


2、各種手続き

(保険)
日本の保険は、ちょっと高いですが、やっぱり予め入っておいた方がいいと思います。まぁ、何が起こるか想像もつきませんし。。予算がないのであれば、始めの3か月など、短期間加入しておいて、それまでにイギリスの保険に移行するというのも良いかもしれません。ちなみに、こちらでは、銀行カードの付帯保険に入る方法がメジャーです。

Lloyds TSB のゴールドカード(12ポンド/月)の場合:

1、海外旅行保険(UKから見た、海外に適用、国内も条件付きでカバー)
2、携帯保険
3、車が路上でブレークダウンした際の保険

がカバーされています。但し、大家や人に対する損害賠償やNHSでカバーされない医療費までは、カバーされていないので、万全を期す場合は、日本などで留学用の保険の加入しておいた方が良いでしょう。ちなみに、日本のクレジットカードの保険は、留学にも効くかチェックが必要です。元々、カードの付帯保険は、免責などがあり、カバーが甘い気がします。

英国で、最初にする事の一つに、口座開設があります(自分は、Lloyds TSBです)。と言っても、すぐ開けるわけではなく、大学に行って在学証明書を取得したり、口座開設の人と会うアポイントメントをとったり、時間がかかります。ひどいケースだと、アポイントが2週間先になる場合もあります(運によるみたいで、もうちょっと早く行けた人もいます)。そして、カードができまるまで、1-2週間かかります。

僕は、銀行口座が開設できるまでの間、日本からの送金ができないので、日本で、

1、日本のシティバンクのネットバンクに入り、
2、トラベラーズチェックを1000ポンド作り、
3、現金で500ポンド換金し、
4、既存のクレジットカードでやりくりしました。

当初の生活は、当然、クレジットカードと現金でやりくりします。海外旅行で小慣れた人など、勘違いいしている人が多いのですが、生活に現金は欠かせません、自販機、大学内のコーヒーショップ、ファストフード(地元)などは、クレジットカードが使えない可能性があります。1ポンド単位の現金がないと、生活に支障がでます。そして、スーパーや雑貨店などで、クレジットカードを使うという併用が、当面はお薦めです。

僕のケースは、到着後、現地銀行口座を開設できた地点でトラベラーズチェック1000ポンド分、どっさり入金しました。そしてカードが届くと、現金は口座から引き出して生活費に充てました。その間に、日本のシティバンクに送金用に口座登録用紙を送付し、手続きが完了した地点で、日本から自分の口座宛にポンドを送金しました。そして、高額な授業料を支払いました。その後は、銀行のDebit と日本のクレジットカード、現金で生活費をやりくりしてます。

※こちらの銀行を開設せず、クレジット限度額を引き上げて、授業料を支払った人もいましたが、延長VISA審査の際の資金証明で、遠隔操作で、日本の銀行通帳の翻訳、通帳の郵送など手続きしたものの、なかなか書類が揃わず、苦労してました。そして、ひどい事に、書類を整え提出したものの、不備ありということで、却下(Rejected)になっていました。イギリス国内からVISA申請する場合は、イギリスの口座を開設しておいた方が、審査する際の印象も良いと思われます。却下されると、不法滞在になってしまうので、異議申し立ての簡易裁判などで、更に費用などがかかるということになるみたいです。やっぱり、王道行くのが、無難と思われる。

3、国際宅急便

飛行機にもよりますが、荷物は大体23キロまでではないのでしょうか。旅行なら、これで充分ですが、書籍や洋服、電化製品など、色々考えて、詰め込んだ結果、23キロでは、足りないのではないのでしょうか。解決策としては、多少料金が高くても、スーツケース2つ(23キロ×2)を持ち込める航空会社を選ぶか、国際宅急便しかありません。

僕は、ヤマトの留学生宅急便が当時、20キロまでで、2万数千円だったので、これを利用しました。結局、トータルで40キロぐらい必要でした。これは、準備に数日かかるので、事前に準備をしておいた方が良いです。

最後に持ってきておいた方がよいものを列記します(意外と思われるものだけ)。

a、紙の和英辞書
試験の際、電子辞書は当然不可ですが、紙の辞書は利用できる可能性があります。

b、旅行用ガイドブック(イギリス)
忙しいと言っても、合間合間で、旅行に行く機会が多い。

c、英語以外の簡単な表現がわかる本
やはり、色んな国籍、人種の人がいるので、簡単な挨拶表現を、その人の母国語で言うだけで、好意的と思われて好感度がUPします。中国語、韓国語、フランス語、ギリシャ語、スペイン語、ベトナム語、アラビア語など、できるだけカバーできる本があれば、いいでしょう。コースにもよりますが、中国は避けて通れないでしょう。ネイティブが少ないのが、イギリス大学院の常識です。


※炊飯器は要らないと思います。かさばるし、電圧も合わないし、UKアマゾンで日本製の炊飯器を購入できますし。時間あれば、UKアマゾンをチェックしてみて下さい。僕はSANYO製を購入しました。


4、Unconditional offer の(IELTS)取得

意外かと思われるかもしれませんが、Southamptonのプレセッショナルコースでは、2割程度落ちてました。自分のクラスも10人程度いましたが、2人落ちてました。可哀そうですが、また来年ということです。Southamptonの場合殆どのコースは、暫定スコア6.5程度がクリア基準です。6.3とか、6.4などという中途半端なスコアが与えられている人も、何人かいて、当人にとってみれば、何ともやりきれない気持ちでしょう。この場合でも、完全に終わりではなく、所属するスクールと交渉になります。とは言っても、精神的に負荷がかかることは、間違いないので、やっぱり事前にUnconditionalは取っておくにこしたことはありません。まあ、プレセッショナルは、語学学校みたいに遊ぶ場所ではないと、キチンと自制して、勉強に励めば、落ちることはないんじゃないかなと思いますが。。ちなみに、自分は、最終テスト直前の週末以外は、大抵どこかに遊びに行ってましたし、そういう人も大勢いるので、特に休日を使ってまでハードに勉強する必要はありませんでした。

以上、お役に立てたら幸いです。頑張って下さい。