ブログランキング参加してます!



Exam について (イギリス大学院 Southamptonのケース)



自分の経験から言うと、Examが、一番キツかったです。なんせ、エッセーと比べると2時間しか時間がありません。限られた時間の中で、日本人(英語が苦手)というハンディキャップを背負いながら、試験時間中にエッセーを書き上げるのは、相当きつかったです。しかも、エッセーとかの課題で、試験準備期間が押されるので、ここを素早くこなすのがコツです。私の結果の概要をちょっと公開します。

(Semester 1)

1. People and Organization ----- Pass
2. Management Accounting 1-----Pass
3. Financial Accounting 1---------Merit
4. Strategic management--------- Fail
5. Digital Marketing------------- Pass

(Semester 2)

1. Financial Accounting 2 ------- Pass
2. Strategic Marketing decision --Pass
3. Corporate Finance ----------- Fail (Under Negotiation)
4. Research method ------------ Merit

とまぁ、結果は、こんな感じです。かなり、ギリギリで、渡りぬいた感じです。
上記のうち、2個落としても、大丈夫です。それ以上、落とすと、落とした全ての科目で追試を受けなければなりません。そして、Core Module と呼ばれる科目は、一つも落とすことができません。

これらの条件に、引っかかると、夏休み期間中に追試があり、Dissertationと並行して、試験準備を余儀なくされます。インターンシップなど考えている人は、それどころではなくなるので、受かっておいた方がよいでしょう。特にCore moduleは力を入れて勉強することが必要です。

科目ごとに難易度は、だいぶ変わります。例えば、自分の場合ですと、マーケティングは、1-2日しか準備してなくて、落ちたと思ったら、受かっており、その一方で、ファイナンスは4日以上かけて勉強したのに、落ちてしまうなど、運があります。日本の大学でも、そうですが、去年に同窓生がいれば、教授のクセや、科目の難易度など聞いておいた方が良いと思われます(僕は、失敗しました)。僕が取ったファイナンスの科目は、大勢の人が落ちたようで、3分の1以上の学生が、試験問題の難易度や、問題がレクチャーとリンクしていないなどの不満を表明し、署名活動のうえ、抗議文を学校側に提出するなど、悲惨な結果になってました。公表がないので、正確にはわかりませんが、恐らく半分以上の学生は、落ちたのではないのかと推測してます。

Semester1は、初めて英語を使ってのテストで、相当なプレッシャーでした。リーディング力不足で、思うように準備できず、戸惑いました。それでも、踏ん張りつつ、1日12時間以上は勉強したと思います。脳が拒否反応示しても、机に向かって無理くり勉強してました。今、思うとこのときのプレッシャーは、人生の中でも、5本の指に入るくらい、キツかったと思います。友達が、少なくて、情報共有が少なかったのも、不安の原因です。

Semester 2は、英語のリーディングには、だいぶ慣れてはいましたが、課題が盛り沢山あったため、試験10日前になるまで、何も手を付けられませんでした。そして、おせおせで、試験前3-4日は、1日17時間、勉強しました。もちろん、疲れたら、仮眠をとるという感じですが、だいぶキツかったです。本当に、疲れました。課題が少ない科目や、試験の重み100%の科目をとるなど、学期が始まる前に、情報を仕入れ、戦略を立てておくことも、重要です(僕は、何も考えず、失敗しました)。


とまぁ、おおざっぱに、Examについては、こんな感じです。
あと、参考までに、全般的な、1年の流れを最後に書いておきます。

(アカデミックのバックグランドがない人間が、イギリス大学院に行ったことを想定(自分))

9月下旬 ・・・・ 最初のレクチャーで何を言っているのか、サッパリ。ネイティブじゃない先生も、多く、アクセントにも戸惑う。日本人がおらず友達不足で、悩む。

10月   ・・・・ エッセーの課題を言い渡され、何を書いてよいのかわからず戸惑う。図書館の使い方から、教科書の購入の有無、大学の電子提出の仕方など、ありとあらゆるところで、理解できず障害が発生。アジア人は母国語で常に集団でつるみ、中に入れず、そしてヨーロピアンは、強いアクセントをながら、白人同士でつるむため、相談もしにくい状況(優秀な友人を見つけるべし)。

11月   ・・・・・ 次から次に来る、エッセー課題をこなしつつ、授業に遅れまいと、踏ん張るが、貧弱なリーディング力のせいで、ついて行けず、挫折。1科目、20-30ページ進むので、離され過ぎて、何をやってよいのかわからず、沈没。心身ともに疲れ果てる。

12月   ・・・・・ 1学期のレクチャーが終わり、テスト準備に入る。クリスマス休みで、一息入れる。町は活気づくが、遊び呆けず、ほどほどにする。1学期、理解できなかったことを復習する時間にあてる。クリスマス過ぎたら、徐々に試験モードに。冬休みの課題をこなしつつ、テスト準備に入る。

1月    ・・・・・ 年が明けると、4日ぐらいから試験モード全開。ライブラリーも混み始める。4科目を2週間ぐらいで準備しなくてはならず、意外に時間がないことに気づく。過去問を見つつ、対策をするも、常に力量不足を感じ、不安がぬぐえず試験突入。。

2月    ・・・・・ 試験が終わると、すぐ2学期の準備が始まる。科目の選択をし、授業に臨むも、相変わらずレクチャーの内容がわからず。やはり前提知識がないとつらい。。課題も出されるが、ある程度、慣れているため、1学期ほどのプレッシャーは感じない。

3月    ・・・・・  早くも2学期が終わり近づく。イースター休み前に、どっさり課題を渡される。僕の場合は、5個のエッセー。他と比べて多いことに気が付く。テスト100%の科目を、増やしておけば良かったと後悔。この頃から、友人も増えていたので、情報交換しながら、課題に取り組む。ストレスはさほどないが、課題5個は、やっぱりキツイ。

4月    ・・・・・  イースター期間中は、小旅行1-2週間に行く人が殆ど。ヨローッパめぐりが定番。自分は、スコットランドに行く。

5月    ・・・・・  イースター明け、卒論準備しつつ、テスト対策。課題が終わらず、5月中旬ごろからテスト準備を始める。試験準備の時間がないため、試験3-4日前は、17時間も勉強するハメになる(仮眠時間含む)。朝も、夜も関係がない生活に。。

6月    ・・・・・  無事、試験が終わり、しばらく放心状態。気晴らしにパーティなどのイベントも多い。授業がないため、一時帰国する人、また本格的に帰国してしまう人も続出。就職活動をするため、ロンドンに引っ越してしまう人もいる。3分の1弱が、大学から離れ、それぞれの道を歩み始める。僕は、インターンシップで、Southamptonにいたり、London近郊で働いたりしてます。